問題
電気分解に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
①陰極では酸化反応が起こる。
②電気分解では電源の負極につながれた電極が陰極である。
③平衡状態で電気分解に必要な電圧を理論分解電圧という。
④実際の分解電圧は理論分解電圧より大きく、この差を過電圧という。
⑤過電圧は流す電流の大きさにより変化する。
解答
電気分解に関する問題。
以下に各項目の正否を記す。
①誤り
陰極では酸化反応が起こる。よって誤り。
②正しい
題意の通り、電気分解では電源の負極につながれた電極が陰極である。
③正しい
題意の通り、平衡状態で電気分解に必要な電圧を理論分解電圧という。水の理論分解電圧は 1.23 V である。
④正しい
題意の通り、水の理論分解電圧は 1.23 V であるのに対し、実際の電気分解は 1.5 V以上 で電気分解が起こる。この時の差が過電圧となる。
⑤正しい
題意の通り、過電圧は流す電流の大きさにより変化する。
よって ① が間違いである。
答え ①