問題

化学反応に関する次の(A)~(E) 記述うち、誤っているものの組合せはどれか。

(A) Diels-Alder反応は典型的な [4+2]環化付加反応ある。

(B) 1ーブロモ-2-フェニルエタンの塩基によるE2反は、炭素一臭素結合の自発的開裂から始まる。

(C) アルドール反応は塩基触媒存在下の反応が一般的あるが、酸触媒でも進行する。

(D) 一般にキラルなハロゲン化アルキルを基質とするSN2反応は、第三級ハロゲン化アルキルよりも第二級ほうが進行しやすく、ラセミ体の生成物を与える。

(E) Micbael付加反応の基質は、α、β-不飽和カルボニ化合物である。

① A、B
② A、C
③ B、D
④ C、D
⑤ A、E

解答

(A) 正しい。ディールズ・アルダー反応は、共役ジエンにアルケンが付加することで6員環構造を生じる化学反応。

(B) 誤り。炭素一臭素間の結合の自発的開裂は起こらない。

(C) 正しい。一般的にアルドール反応では塩基触媒が用いられるが、カルボニル化合物がアルデヒドやケトンの様にα水素を持つ物質でのアルドール反応は塩基だけでなく酸を触媒が用いられる。

(D) 誤り。第二級ハロゲン化アルキルの方が反応は起こりにくい。

(E) 正しい。題意のとおりである。

よって ③ が正解

答え ③